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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2017年 12月 25日号

▼2017年の世相を表す「今年の漢字」は「北」に決定されました。選ばれた理由の真っ先に述べられていたのが「北朝鮮のミサイル発射や核実験の強行」です。かの国の状況を「自主・民主・連帯の精神」の切り口で分析すると、やはり「あるべき姿」とはかけ離れている気がします

▼まず「自主」。これを発揮できる「自由」は、「拉致」が国家ぐるみで行われていたようにまったく無視されています。「人間らしく生きる」環境は望むべくもありません。次の「民主」では、その反対側の究極に位置しています。自分の立場を脅かす人は、その可能性があるだけでも殺されてしまいました。「生きる」ことすら許されない状況です。そして「連帯」。これは、強制的に求められています。軍事演習等の映像を見ても一糸乱れぬ行進の様子。逆に怖いです。自主・民主のないところでの連帯には、吐き気すら覚えます

▼私たちは、この日本にあって「自主・民主・連帯の精神」を遺憾なく発揮できる環境にいます。ましてや、同友会では日々そのことを学びつつ企業経営や同友会活動に邁進していくことができる。さまざまな成果も得ることができる。いかに恵まれていることかと、改めて思います。

「中小企業家しんぶん」 12月 25日号より


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