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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2018年 1月 25日号

▼「課題解決が一歩も進んでいない」「そもそもそのために何を考えるべきか分かってない」というケースは、よくあること。やることなすことピント外れだったり、誰も何もしていないまま時間だけが過ぎていったりします。そうならないためにはどうするか。自分の経験上、少なくとも次の2点「何をもってゴールとするか」と「次の一手は何か」ということは明確にする必要があります

▼「何をもってゴールとするか」は仕事をする上での最重要事項。目的にかなった形で、いつまでに何をアウトプットするのか。それが明確でない限り、着実なる前進はあり得ません。結論の出ない会議、いつ出てくるか分からない報告書といった類いの例は、この「ゴール設定」がされていないことが原因

▼もう1つの必須事項が「次の一手」。これを明確にしてとにかくスタートしていない限り、一歩も前に進んでいないことになります。そのまま過ぎていく時間は、すべて機会損失。部下に与えた課題が一向に進んでいない状況があったしても、その時点での「次の一手」はその課題を与えた上司たる自分に考える責任がある。経営者は常に「ゴール」と「次の一手」を考えている必要がありそうです。

「中小企業家しんぶん」 1月 25日号より


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