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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2018年 10月 15日号

▼中小企業庁からのレポートによると、中小企業においてもIT投資を積極的に行う方が売上高経常利益率の水準が高いそうです。大企業に比べると、中小企業はITを活用した効率化が遅れている状況にあります。中小企業のIT投資を、経営者の年齢別で比較すると、経営者が20〜30代の会社では、積極的にIT化に取り組んでおり利益率は高くなっています。経営者が60代以上の会社では、IT化に消極的で利益率も低いのです。これが一般的な現状です

▼茨城県がこのほど、県庁の決済事務の電子化がほぼ100%になったと発表し、注目を集めています。今年4月の時点で13%台から、わずか4カ月で達成しました。昨年9月に新知事が就任し、電子決済化による作業効率化を指示したそうです。文書改ざんを防止できるほか、書類の印刷、整理、保存、検索などの作業効率は上がり、省エネになり、テレワークの促進にもなります

▼ネット上では「すごい、よくやった」「本気でやればできるんだ」など、多くの称賛の声が、また「ほかの都道府県も追随してほしい」「国全体で、そして民間も」との声も上がっています。トップが決断し本気で取り組めばできるのですね。

「中小企業家しんぶん」 10月 15日号より


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