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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2018年 10月 25日号

▼「同友会の議論って、ホントに面倒くさい」。役員をなさっている方は、そう思ったことがあるのではないでしょうか? 同友会は「少数意見を尊重する」「議論を尽くす」「原則的には全員一致をめざす」という民主的な運営方針を採っていますので、確かに「提案しても、簡単には決まらない」ことは多い。ただ、それも同友会の真骨頂の1つではあります

▼さまざまな切り口での「前向きな」意見が飛び交う組織体はきわめて健全だと言えますが、「面倒くさい議論」は、ある意味それと「表と裏の関係」にある気がします。この「面倒くささ」を「よい問題提起を受けての前向きな議論」に昇華させていくには何が必要なのか? それこそみんなで論議したいところですが、少なくとも「寛容さ」「柔軟さ」「屈託のなさ」などが運営側に求められるかもしれませんね

▼「同友会の運営の仕方」は、企業においても、皆さんがかかわるあらゆる団体においても極めて普遍的に適用可能です。「同友会の『なかなか決まらない議論』からすれば、こんな楽なことはない」と感じられた皆さんも多いのではないでしょうか? 同友会の醍醐味の1つとして、大切にしていきましょう。

「中小企業家しんぶん」 10月 25日号より


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