喜多方地区(福島)

農業中心の地で企業づくりを

 10月29日、福島同友会10番目の地区「喜多方地区」が誕生し、市内の「花ふぶき」で設立総会が開催されました。

 喜多方市は人口5万4000人、2006年に喜多方市と周辺の塩川町、山都町、熱塩加納村、高郷村の1市2町2村の5市町村が合併しました。市の主幹産業は農業ですが、年間170万人の観光客が訪れている観光都市でもあり、「喜多方ラーメン」、「宮古そば」は全国的にも有名です。

 設立総会には、地元喜多方地区27名の会員のほか、県内9地区の先輩会員も多数駆けつけ、地元各界の来賓を加え120名が出席、盛大に地区設立を祝いました。

 初代地区会長に就任した千木良孝さん((有)開運堂代表取締役)は、「県内1500名の仲間と交流を深め、互いに研さんし、経営感覚を磨いていこう」と力強く呼びかけました。過足満雄理事長より1000木良孝地区会長に地区認証書と同友会旗が授与され、ガッチリと握手。

 来賓には、玉井章喜多方市副市長、瓜生信一郎福島県議会議員、伊藤弘明喜多方市議会議長、唐橋幸市郎会津喜多方商工会議所会頭はじめ、地元経済界、金融、マスコミ関係など各界から多数が出席しました。

 記念講演会では、森合正典・会津地方振興局長が「会津喜多方地域の振興について」のテーマで講演。県の新長期総合計画「うつくしま21」と具体的なデータに基づきながら、喜多方地域の将来像について分かりやすく語りました。

 県内第10番目の新生喜多方地区は、地元関係各界からの大きな注目と期待、そして県内9地区の先輩同友会仲間の熱いエールを受けながら船出しました。

「中小企業家しんぶん」 2008年 11月 25日号より