県央海浜支部設立記念式典-震災の影響で10カ月遅れも盛大に開催【茨城】

 昨年4月8日に誕生した茨城同友会の新しい支部、県央海浜支部の設立記念式典が10カ月遅れの2月17日に、参加者72名で、盛大に開催されました。

 これは、昨年3・11大震災の影響で断念せざるを得なかった式典を、けじめとして2011年度内に開催しようと企画されたものです。

 第一部式典では、高谷豊代表理事が力強くあいさつ。横山仁一茨城県商工労働部長をはじめとする来賓祝辞の後、石川眞樹県央海浜支部長からあいさつがありました。

 県央海浜支部会員が壇上に勢ぞろいした中、石川支部長は「県央海浜支部は震災で甚大な被害を受けながらも『利他』の精神で、他人のためや地域のために尽力した情の厚い人たちの集まりです」と熱く語り、その言葉に思わず涙ぐむ人もいました。

 第2部記念講演では、震災後素早く「がんばっぺ!茨城プロジェクト」を立ち上げ、15万個もの缶バッヂやシールなどを販売し震災義援金を集めた小泉力夫氏と坂本恭子氏が、プロジェクトの発端と、茨城県全体の運動に広がったわけなどについて講演しました。 第3部は、記念パーティー。昨年から県央海浜支部と交流が始まった埼玉同友会浦和地区会三角英夫会長の乾杯の音頭でパーティーは始まりました。

 県央海浜支部では、浦和地区会から贈られた義援金で支部の旗を作りました。浦和地区会から石川支部長に支部旗が贈呈されると大きな拍手が巻き起こりました。

「中小企業家しんぶん」 2012年 4月 25日号より