佐渡支部(新潟)

佐渡支部設立総会&第32回定時総会を同日開催

 桜が満開の4月19日、新潟同友会9番目の支部である佐渡支部設立総会と第32回定時総会が佐渡市で同日に開かれ、会員数36名で佐渡支部が発足。会員、新潟県、佐渡市、団体、金融機関、ゲストを含め120名が参加しました。

今、はばたくとき!

 佐渡は日本最大の離島で、面積は東京23区の約1・4倍、人口は約6・2万人、主な産業は農業・漁業・観光。世界ジオパークや世界農業遺産にも登録され、佐渡金山や朱鷺(とき)の島としても有名です。

 新潟同友会では一昨年11月から佐渡支部設立にむけて動き出し、これまで計8回の佐渡の企業経営者と島外の会員経営者との交流会を重ねてきました。今年に入り、佐渡を全体で応援し、みんなで佐渡支部設立をお祝いしようと県同友会の定時総会も同日開催することになりました。

 佐渡支部設立総会では、設立までの経緯、役員、活動方針、予算が承認され、初代佐渡支部長に就任した柴原行雄・セイデンテクノ(株)代表取締役社長からあいさつがありました。柴原氏は「『羽ばたけ佐渡市の絆』をスローガンに、力を合わせて多くの中小企業家同士のつながりを組織し、ともに学び、本音で話し合い、課題を乗り越え、各会員の黒字経営を目指し、地域社会に貢献していこう」と宣言すると会場から大きな拍手が沸き起こりました。

 続いて第32回定時総会では、本間雅樹・新潟同友会会長から「600名会員、佐渡支部の設立を大きな目標として取り組み、達成することができた。同友会を誇りに思う」とあいさつ。

 また、甲斐元也・佐渡市長より「佐渡支部設立の準備から数回参加し、同友会のグループ討論はすばらしく、経営者の横の連携が図れると感じた。皆様の仲間として佐渡を盛り上げていきたい」と述べました。

 記念講演では、田村滿・岩手同友会代表理事((株)高田自動車学校代表取締役社長)より「わが社は地域になくてはならない企業か、震災からの復活を目指して~どんな時も展望を掲げ、夢を語り続けるリーダーであるために」をテーマに講演があり、グループ討論で学びあいました。

 懇親会では、藤井裕士・佐渡市総合政策監より、「設立に準備会からかかわり、設立を待っていた1人。佐渡に来ていただいて大変うれしい。3月30日にオープンした朱鷺が2センチメートルの距離で見れる『トキふれあいプラザ』、佐渡のお酒など楽しんでほしい」と乾杯のあいさつがあり、佐渡支部設立を盛大にお祝いしました。翌日はオプションで佐渡視察も行いました。

「中小企業家しんぶん」 2013年 5月 5日号より