共に働き、育ち合う、その素晴らしさを広げよう!【第17回障害者問題全国交流会IN神奈川】

~知らないから見える壁、知ることでなくなる壁~45同友会及び中同協から631名が参加!

 10月24~25日に第17回障害者問題全国交流会が横浜市で開かれ、45同友会および中同協から631名が参加しました。また、神奈川同友会会員企業から、障害を持った方などボランティア66名が参加し、交流会を盛り上げました。

 まず酒匂・神奈川同友会代表理事が開催地代表のあいさつ。その後、内田・中同協障害者問題委員長は「共に生きるために、企業として何かできないだろうかという気持ちで障害者問題に取り組んでまいりました。目を見開き、耳を立て、臆せず議論を進めていただきたい」と主催者を代表してあいさつを行いました。

 問題提起では、影山摩子弥・横浜市立大学教授が「人を生かせば会社も元気~障害者とともに歩むという戦略」をテーマに報告。統計データに基づき、障害者雇用は社内改善や経営貢献などさまざまな効果を企業にもたらすことについて、いくつかの企業事例を紹介しながら報告があり、その後7つの分科会に分かれて学びを深めました。

 懇親会では来賓として、黒岩祐治・神奈川県知事、平川雅浩・厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部障害福祉課課長補佐があいさつしました。

 2日目は鈴木隆・横浜市副市長があいさつを行った後、座長からの分科会報告に続いて、記念講演では「全員参加型社会をめざして~多様な人たちの多様性が積極的に生かされる社会とは」をテーマに反貧困ネットワーク事務局長の湯浅誠氏が講演しました。

 湯浅氏はコミュニケーション能力とは違う対人対応能力を紹介。「自分から積極的に関わり、対応能力の持ち札を増やし、関わったからにはその人と付き合う責任がある」と強調。その後、グループ討論を行い、全員参加型社会の実現について話し合いました。

 最後に土井・中同協障害者問題副委員長が2日間のまとめを行い、次回2015年障全交開催地の愛媛同友会から北野・福祉問題委員長が閉会あいさつを行い、盛会裡に終了しました。

「中小企業家しんぶん」 2013年 11月 5日号より