連携で地域社会の発展へ名城大学と協定締結【愛知】

2校目の連携協定

城大学と協定締結

 8月5日、愛知同友会は名城大学との産学地域連携基本協定書の締結を行いました。愛知同友会として名古屋市立大学に続いて2校目の協定締結となりました。

 この連携協定は相互の人的、知的資源の交流、活性化を図るための事業を行い、中小企業の振興を通して地域社会に貢献する人材の育成、技術開発や技術教育の支援による新事業の創出など、地域社会の発展に寄与することを目的としています。締結式には、愛知同友会から杉浦会長や加藤代表理事など5名が、名城大学からは中根学長をはじめ5名が調印に臨みました。

 冒頭、中根学長が「生きた経営から学び、地域貢献できる人材育成を行っていきたい」とあいさつ。杉浦会長は「時代の変化が激しい中、新しい仕事、市場づくりが必要。技術開発や設備などさまざまな分野で連携し、教えていただきたい」と述べました。

新しい仕事づくりへ

 協定書に署名を交わし、基本協定が締結されると、当日参加したマスコミから今後の連携について質問が出されました。加藤代表理事は、「今回の協定を機に仕事づくりでの連携を推進したい。愛知同友会には業種別の研究会、仕事づくりの連携組織、農業・観光分野の部会など強みを連携させる活動がある。ここに大学の研究成果などを有機的に結び付け、新しい仕事づくりにつなげていきたい」と抱負を述べました。

 愛知同友会と名城大学は、これまでも大学への会員の講師派遣やインターンシップ受け入れ、同友会での講座への講師派遣など、相互の連携実績があります。今回の協定の締結を機に、より一層の連携を進めることが期待されます。

「中小企業家しんぶん」 2014年 9月 5日号より