30年の歩みから生まれたカタチと教訓【愛媛】

愛媛同友会

 愛媛同友会は4月23日に松山全日空ホテルで、創立30周年を記念する第31回定時総会を開催しました。会員、ゲストに加え各機関及び各同友会から175名の参加となりました。

 第1部では例会皆勤表彰、会員拡大表彰、会歴20年功労表彰、会歴30年功労表彰の会員表彰を行いました。会歴20年表彰として9名を、創立時からともに歩んだ会歴30年功労表彰に藤井滋氏、1色隆士氏、良野一生氏、鎌田哲雄氏、村上真佐子氏の5名を表彰しました。

 第2部では「愛媛同友会30年の歩みから生まれたカタチと教訓~企業・同友会・地域の過去・現在・未来の姿を学ぶ~」をテーマに30周年記念パネルディスカッションを行いました。パネリストは国吉昌晴・中同協副会長、服部豊正・愛媛同友会代表理事、鎌田哲雄・愛媛同友会専務理事、コーディネーターとして平野啓三・愛媛同友会代表理事の4名が登壇しました。

 国吉氏から創立に関わった視点から愛媛同友会の逆境を突破する原動力を紹介。服部氏から「社員が生き生きと働ける職場」を目指した同友会の学びと企業の実践報告。鎌田氏から「世の中は信頼に足る」ことの確信を同友会が実現していくことなど30年の歴史の重みを感じる報告がありました。最後に、コーディネーターの平野氏が「自分自身と企業変革の実践こそ同友会である」と話しました。

 司会を務めた武田正晴氏は「次代を担う私たちは、創立の精神と1つひとつの教訓を自らや企業や地域や同友会に置き換えて、実践していきましょう」と締めくくりました。

 第3部の懇親パーティーでは、中村時広・愛媛県知事、野志克仁・松山市長、高須賀巧・東温市長、県内5大学長が来賓として参加。来賓を代表して、中村知事、野志市長、高須賀市長があいさつしました。

 最後は「サライ」大合唱。参加者全員で肩を組む愛媛同友会の文化に知事はじめ来賓全員が加わり、愛媛同友会30年間の運動を支えた情熱を実感しさらなる発展を誓い合いました。

「中小企業家しんぶん」 2015年 5月 15日号より