土台を創った10年間を基に進化してゆく第11期に~秋田同友会第11回定時総会を開催

秋田同友会

 5月19日、秋田同友会の第11回定時総会が秋田キャッスルホテルで開催され、来賓・ゲストを含む94名が参加しました。 2005年の5月、全国47番目の同友会として誕生した秋田同友会は、会員数17社から10年を経て、335社に成長しました。

 第一部の定時総会では、「社員が輝く経営を実践し、笑顔あふれる地域の未来を築こう」のスローガンの下、19項目の活動方針が提案され、中でも中小企業振興基本条例を秋田市に制定していくことを大きな柱として、学習と実践活動を進め、380社会勢をめざすことが承認されました。

 第2部の記念講演は、東京同友会代表理事(株)浜野製作所社長の浜野慶一氏が「志と行動で未来は変わる~工場全焼!存亡の淵から15年、『江戸っ子1号』『ガレージスミダ』への歩み~」と題して講演。

 第3部の懇親会では、来賓から激励のあいさつと、中同協第47回定時総会への参加の呼び掛けが岩手同友会村松代表理事、水戸谷実行委員長から行われました。

 全体を通して代表理事からは、3期目から8期連続の会員増で推移してきたこと、地区会の設立や、経営指針を創る会の独自の開催ができたことなど他同友会の活動を模範にしながら、ようやく同友会らしくなったことに喜びと感謝の気持ちが述べられました。そして「これからの10年間を、さらに進化していく期間とし、中小企業が主役の地域経済の循環をはかり、『中小企業振興基本条例』の制定を目指し、各社それぞれが仕事の役割りを深め、仕事創りに結び付けていこう」と呼びかけました。そして「地域の発展には『われわれ秋田同友会でなければ』と頼られるような存在に、1社1社よい会社へと邁進していこう」と結びました。

「中小企業家しんぶん」 2015年 6月 15日号より