千葉同友会第41回定時総会・創立40周年記念式典-仲間とともに歴史を築き、新たな一歩を

千葉同友会

 5月15日、アパホテル&リゾート東京ベイ幕張にて、千葉同友会第41回定時総会と創立40周年記念式典が行われました。

 40年という節目を迎えるにあたり、千葉同友会では「1500名会員を達成しよう」と目標を掲げてきました(2014年度期首1091名)。

 当日は惜しくも1444名と目標には届きませんでしたが、直前まで対象者向けの「同友会を知る会」を開催したり、役員が声かけをしたりと、奮闘を重ねて迎えた総会となりました。総会では増強で成果を上げた支部・個人に感謝状が渡され、拍手でたたえました。

 記念講演では愛知同友会代表理事である(株)エイベックスの加藤明彦会長が「70%売上減を跳ね返し、『人を生かす経営』で新たな躍進!」というテーマで講演。

 加藤氏は、家庭用ミシンの部品製造からスタートして、電子制御部品の製造にまで変遷をとげてきた同社の経緯を語り、「今ある仕事は必ずなくなる」、また人は年をとるのだから「今いる社員は必ずいなくなる」ということを強調。参加者からは「臨場感があり、努力されたのかがよくわかった」「会社に帰って必ずやってみようという点が多かった」という感想が出されました。

 その後の創立40周年記念式典には千葉県や各市町村から多くの来賓が駆けつけ、冒頭は森田健作千葉県知事があいさつしました。

 また、これまでの歴史を築いた創立メンバーに特別功労表彰が贈られました。創立メンバーである千葉同友会の相澤相談役は千葉同友会が産声をあげたばかりの時は、多くの人の協力と、学びたいという真摯な経営者の熱い思いが会を支えたことを笑顔で語りました。

さらに、30年以上会に在籍している会員が壇上にあがり功労者として讃えられる場面もあり、伝統を守りバトンをつないでいく記念式典になりました。

 千葉同友会では今年、第8次中期ビジョンで企業づくり・組織づくりの両方に「エンパワーメント」というキーワードを入れています。人が自ら動き輝ける会社と同友会を目指して新たな一歩を踏む日となりました。

「中小企業家しんぶん」 2015年 6月 15日号より