企業経営と同友会運動は不離一体-陸前高田を視察【中同協代表理事研修】

陸前高田にて代表理事研修会

 7月10日、岩手県盛岡市での中同協第47回定時総会終了後、代表理事研修会が開催され、18同友会・中同協より25名が参加しました。

 今回の研修は、岩手県陸前高田市の視察も兼ねて行われ、貸切バスで移動中に講義を聴くという形式で進められました。冒頭、鋤柄修・中同協会長があいさつ。「私たちは『社会の主役』としての自覚をもち、地域でリーダーシップを発揮できる団体になろう」と参加者を激励しました。

 続いて広浜泰久・中同協幹事長が「代表理事の役割について―企業経営と同友会運動を不離一体のものとして」のテーマで問題提起。同友会理念を詳しく解説するとともに、「自社の企業づくり」「同友会のビジョン、目標の明確化、リーダーの養成」など5つの視点から代表理事の役割について解き明かしました。

 陸前高田市に到着した後は、田村満・岩手同友会代表理事の案内で市内を視察。広大なエリアで進められているかさ上げ工事の様子などを見学し、参加者は改めて震災の被害の甚大さなどを実感しました。

 陸前高田復興街づくり情報館では震災前や震災当時の状況、復旧・復興の状況などを視察しました。

 盛岡市へ戻るバスの中では、研修の感想などを交流。「同友会理念の深い意味や代表理事の役割がよくわかった。同友会や自社で実践していきたい」など、それぞれの決意を語り合いました。

「中小企業家しんぶん」 2015年 8月 5日号より