地域発元気!みんなで開くタウンミーティング~「同友会モデル」への期待高まる

東京同友会

 7月22日、東京同友会は「第2回みんなで開くタウンミーティング」を開催、会員をはじめ行政・大学・中小企業団体・金融機関の関係者など130名が参加しました。

 中小企業憲章・条例推進月間の取り組みとして開催されたもので、「地域発!元気みんなで開くタウンミーティング~魅力ある街づくりに向けての取り組みとその背景にある思い」をテーマに、5月にオープンしたばかりの東京都豊島区新庁舎を会場に行われました。

 東京同友会の北部協議会、政策渉外本部が中心となって準備を進め、東京都・豊島区・北区・板橋区・練馬区・東京商工会議所豊島支部・立教大学・大東文化大学・一般社団法人東京都信用金庫協会など22団体が協賛・後援団体として加わり、幅広い団体の協力により取り組まれました。

 第1部の「交流のひろば」では、各地域で地域経済の活性化に向けた取り組みを行う行政、団体、金融機関、中小企業の活動を紹介する展示ブースが設けられ、参加者同士の交流が進められました。

 第2部では、冒頭に主催者を代表して三宅一男・東京同友会代表理事、来賓を代表して高野之夫・豊島区長などがあいさつ。続いて東京都生活文化局広報広聴部広報課課長の高橋葉夏氏をコーディネーターにパネルディスカッションが行われました。

 パネリストは、豊島区文化商工部生活産業課課長の田中真理子氏、板橋区立企業活性化センター・センター長の中嶋修氏、社会福祉法人未来こどもランド理事長の栗原三津子氏(東京同友会会員)、王子きつねの里伝承観光舎代表の澤田和子氏の4氏が務め、それぞれの地域の現状や課題、地域活性化に向けた取り組みなどを発言しました。

 コメンテーターの立教大学経済学部教授・郭洋春氏がまとめを行い、魅力ある街・地域づくりを進める上で、「顔の見える関係」「主体者意識」「ネットワーク」などが重要であることを指摘。「同友会モデル」への期待を熱く語りました。

 大都市・東京での地域づくりを考える上で大きな示唆と連携の可能性が確認されたタウンミーティングとなりました。

「中小企業家しんぶん」 2015年 8月 15日号より