同じ事務局員として悩みを共有【関西ブロック事務局員研修交流会】

関西ブロック事務局員研修交流会

 8月28日に、「関西ブロック事務局員研修交流会2015」が大阪同友会事務局にて開かれ、6同友会から47名が参加しました。

 今回の研修会は初めて実行委員会形式をとり、6同友会の若手事務局員9名が実行委員として企画運営を行いました。研修のポイントは2つ。(1)事務局の主たる任務である「会員を知り、学ぶこと」(2)入局から10年までの成長と喜び、そして悩みを共有することでした。

 まず、大阪同友会に集合ののち、6つの班に分かれて大阪、兵庫同友会の会員企業6社をそれぞれ訪問し、見学と報告、質疑応答が行われました。

 帰局後、午後から全体会を行い、藤本実行委員長(大阪同友会事務局員)から「一人ひとりの課題は違いますが、同じ事務局員が切磋琢磨して成長することが大切」とあいさつし、会員訪問についてグループ討論をしました。企業の強みや課題、同友会のめざす企業づくりの視点から討論を行い、各同友会の会員訪問の目的や方法の違いなども交流されました。また改めて同友会のめざす企業づくりに対して運動としてどう取り組むのかなど意見が出されました。

 その後、実行委員6名が報告者となり、「私の働きがい」をテーマに生い立ちや入局の動機、現在までの経緯、働く喜び、悩み、乗り越えてきた課題などが報告されました。

 グループ討論では、事務局員一人ひとりの生い立ちや働きがいは同じではなく、共感できることやできないこと、さまざまな悩みを出し合い、それらに対して事務局次長や局長から先輩としての経験談、アドバイスが出されました。

 最後に懇親会が行われ、顔を合わせる機会の少ない事務局員同士、年齢や立場を超えて交流することができました。荻原中同協事務局次長から、「働きがいは、生きがい、生きざまにつながります。1人で悩まず、支え合いながら明日からの活動に生かしていきましょう」とまとめられました。

「中小企業家しんぶん」 2015年 9月 25日号より