「つなげる、つながる、確かめる」そして「変えて、変わる」研修交流会へ 【東北ブロック事務局員研修交流会】

 2015年12月18日にホテルメトロポリタン盛岡NEWWINGを会場に、東北ブロック事務局員研修交流会が開催されました。6同友会と中同協から21名が参加。東日本大震災以降初の開催となりました。

 参加者による自己紹介の後、豆腐谷栄二・中同協事務局次長・福島同友会参与より「同友会運動の歴史と事務局の役割」をテーマに基調報告がありました。

 東北6同友会のそれぞれの歩みは、各同友会歴代代表理事や宮城同友会元事務局長の故・若松友廣氏をはじめとする事務局長など先達が理念の体現者として築かれてきたこと、また幾多の試練を乗り越えブロック間の絆が深まってきたことを確認し合いました。

 続く実践報告では、古積尚記・宮城同友会事務局員より人生の節目節目で人との関わりあいからつかんだ教訓と、そのなかで気づいた事務局員としてのやりがいを、三浦文枝・秋田同友会事務局員からは、秋田同友会創立時から関わり、組織の成長による事務局内の変化に戸惑いながら自らと向き合い乗り越えた経験が語られました。2人の率直な報告に参加者は真剣に聞き入っていました。

 グループ討論では、活動交流や悩み相談などを通じて、事務局員としてのやりがい、働きがいについて捉え直す機会となりました。

 豆腐谷氏の「『つなげる、つながる、確かめる』さらに『自覚をもって変えていき、自らも変わっていく』ことを学び、確認しあえた研修になりました。覚悟を持って自己成長していくことを楽しんでいきましょう」というまとめの言葉に象徴されるように、互いの共育ちを誓いあう研修となりました。

「中小企業家しんぶん」 2016年 1月 15日号より