中同協関西ブロックで共同求人活動交流会を開催

中同協関西ブロック6同友会

 中同協関西ブロック6同友会は、5月18日に大阪で「共同求人活動交流会」を開催し、役員・事務局19人が参加しました。同ブロックでは、1980年代から連携した共同求人活動を旺盛に展開していましたが、現在の求人難の中で往時の経験を生かして発展的な活動をすすめようと集まったものです。

 継続的に組織をもち共同求人活動をすすめる大阪・兵庫と、今期より委員会の位置づけで再開した京都、京都の取り組みに参加する滋賀、それぞれの実状報告と、奈良・和歌山の求人に関心のある企業の状況などが報告されました。

 大阪同友会は合同企業説明会を5月に行い、あわせて府内6大学と連携した学内企業説明会を4月から10月にかけて開催することの告知も兼ねて大学訪問を実施するなど、関係づくりを強化します。兵庫同友会は、青年層の会員を役員として活動をすすめ、新卒採用が企業変革の近道と位置づけて、求人・経営労働・人材育成の3委員会の連携を強化しました。また、今期の合同企業説明会では、500名近くの学生参加実績があります。

 京都同友会は、社員共育・求人委員会の取り組みとして再開し、滋賀同友会と連携して企業紹介冊子『京都しごとNavi』を発行するとともに、Jobwayとリンクしたポータルサイトを開設しました。奈良同友会と和歌山同友会は、経営指針セミナーや共育委員会活動に力を注ぎつつ、ブロックの交流会に継続的に参加し、共同求人活動の準備を進めます。

 交流会のまとめでは、共同求人活動の企業づくりの側面と社員を採用するという実利面の2つを、同友会理念に則してバランスよく取り組むことを確認し、ブロックでの共同求人活動交流会を年に2回実施することを確認しました。

「中小企業家しんぶん」 2016年 7月 5日号より