リーダーの高い志と使命感、情熱こそ発展のカギ

2016年度中同協中国・四国ブロック代表者&支部長交流会

中同協中国・四国ブロック代表者&支部長交流会

 2016年度中同協中国・四国ブロック代表者&支部長交流会が、6月23~24日、鳥取県米子市で開かれ、中国・四国の9同友会および中同協から87名の役員が参加しました。中国・四国ブロックは7月全国総会以降、中国、四国ブロックに分離しますので今回が最後の交流会となります。

 開会にあたり、開催地より鳥取同友会渡部正人代表理事が昨年の経営労働問題全国交流会に次ぐ企画として成功させたいとあいさつ。主催者を代表して、川口護・中国ブロック副会長候補が「同友会運動の原点を学ぶ場としたい」と交流会の意義をのべました。

 報告(1)は「中同協総会方針の説明」。松井清充・中同協専務幹事が今年度の総会議案の情勢部分を解説、企業づくり、地域づくり、同友会づくりで、昨年度の成果を引き継ぎ、前進させようと呼びかけました。

 報告(2)は「同友会の歴史とリーダーの役割」。田山謙堂・中同協顧問が、自身の体験も織り交ぜながら同友会の前身となる全中協(全日本中小企業協議会)の立ち上げ、日本中小企業家同友会の創立、中同協設立と理念確立の経緯を語りました。

 同友会運動の今日の発展は、リーダーの高い志と使命感、燃える情熱が支えてきたことを強調、その継承を訴えました。

 グループ討論では、同友会が学びの場、成長の場になっているのか、自分自身の実践を問う内容で活発に展開されました。

 第2日目は、報告(3)「組織づくりと役員の役割」からスタート。国吉昌晴・中同協顧問が『同友会運動の発展のために』に基づき、会員を増やし続ける意義、組織づくりは役員会全体の責任として計画的に進めることを事例を紹介しながら提起しました。 グループ討論では、各地の悩み、課題を交流。2日間のまとめに立った山城真一・四国ブロック副会長候補は「田山さんから創立の生の声を聞き皆さんと感動を共有しました。創業の人たちの思いをつなぎ、同友会組織の量と質の両面での発展をめざそう」と決意をのべ、閉会としました。

「中小企業家しんぶん」 2016年 7月 15日号より