「これでよいのか」という問いかけ、経営者としての醍醐味を

中同協北海道、東北ブロック支部長・地区会長交流会

中同協北海道、東北ブロック支部長・地区会長交流会

 8月30~31日、中同協北海道、東北ブロック支部長・地区会長交流会が岩手で開催され、7同友会・中同協から80名が参加しました。台風10号が東北を直撃する中で、熱い議論が交わされました。はじめに田村滿岩手同友会代表理事が「年齢に関係なく、仲間同士で貪欲に学び合って、努力すれば報われる、その飛躍のヒントを得る場にしてください」と歓迎のあいさつがあり、佐藤元一・中同協副会長より開会のあいさつがありました。

 実践報告では、宮城同友会の泉支部前支部長の伊藤俊明氏から「支部役員は社員とともに経営指針の実践を~年代を超えて一人ひとりが活躍する支部づくり」をテーマに報告がありました。つづいて福島同友会いわき地区会長の渡辺啓治氏から「会員増強“日本一”のいわきから元気発信~地域からあてにされる経済団体を目指して」をテーマに報告がありました。

 1日目の最後には、村松幸雄・岩手同友会代表理事が「台風の中で学ぶ意義がありました。何のためにするのかという原点を突き詰めてがんばっていきましょう」とまとめました。

 2日目は、北海道下川町長の谷一之氏より「条例とエネルギーシフトで再生可能な地域づくり」をテーマに記念講演がありました。参加者からは「条例を作ることの必要性、条例の生かし方を学んだ」、「谷・下川町長の熱意ある実践報告に驚き、感動を覚えた」などの感想が聞かれました。

 まとめとして、守和彦・中同協副会長が「経営環境が厳しくなる中、地域で困っている経営者に経営への安心感を与え、気がついたら会員が増えていたというそんな同友会となり、経営者としての醍醐味を味わいましょう」とよびかけました。

「中小企業家しんぶん」 2016年 10月 5日号より