つどえ傾奇者(かぶきもの)!~第44回青年経営者全国交流会in石川開催

歴史は一歩一歩に新たなる創造である

 9月15~16日、ホテル日航金沢ほか2会場にて第44回青年経営者全国交流会(略称・青全交、中同協主催)が「つどえ傾奇者!歴史は一歩一歩に新たなる創造である」をスローガンに行われ46同友会および中同協から1265名が参加しました。

第44回青年経営者全国交流会

 1日目は「青年部活動と企業経営は不離一体」「同友会の歴史と理念は経営実践」などをテーマに、見学分科会を含む15の分科会がそれぞれの会場で行われました。

 分科会終了後の懇親会は会場をホテル日航金沢に移し、岩木弘勝・石川同友会代表理事が開会し、来賓あいさつとして谷本正憲・石川県知事が登壇。いしかわ文化振興条例や、石川の芸術や伝統工芸、食文化ついて説明があり、「いしかわの文化を楽しんでいただきたい」とあいさつしました。つづいて山野之義・金沢市長より「金沢の食文化の継承及び振興に関する条例」が紹介され、石川の地酒で乾杯を行い、1250名を超える青年経営者同士が交流を深めました。

 2日目は全体会が本多の森ホールで行われました。広浜泰久・中同協幹事長から主催者あいさつがあり、来賓として山出保・石川県中小企業団体中央会会長よりあいさつがありました。

 つづいて、鋤柄修・中同協会長が「同友会で何を学び、どう実践するのか~青年経営者への期待~」をテーマに特別報告。記念講演では「どん底から100億企業への軌跡~『わかる、できる、する』行動こそすべて」をテーマに喜多甚一氏(ビーイングループCEO、石川同友会副代表理事)が、トラック1台からはじめ、30年で社員2100名を超える企業になった経緯、物流業として「運ばない物流」の価値を提供した独自の企業づくりについて講演がありました。

 早間雄大・中同協青年部連絡会代表が2日間のまとめを行いました。最後に山下勝巳・石川青全交実行委員長から次回開催地である8巻大介・茨城青全交実行委員長へバトンを渡し、高谷豊・茨城同友会代表理事より閉会のあいさつがありました。

 また、青全交終了後には第15回中同協青年部連絡会が開催され、34同友会および中同協から171名の参加がありました。議題では来年の茨城青全交の企画や各同友会の青年部のリーダーから現状・課題や意気込みが報告され熱心に意見交換が行われました。

「中小企業家しんぶん」 2016年 10月 5日号より