10年後のありがとう~山口で中同協役員研修会

中同協役員研修会

9月23~24日、山口で第28回中同協役員研修会が開かれ、14同友会と中同協から76名が参加しました。

 第1講は「同友会運動の歴史から何を学び、継承発展させるのか」をテーマに、国吉昌晴中同協顧問が報告し、討論では「同友会の歴史を知り、先人がなぜ『自主』にこだわったのかが分かり、運動に確信が持てた」など、問題意識が深まりました。

 第2講は広浜中同協幹事長が「同友会運動の発展のために、同友会理念に基づく企業づくり」をテーマに、自身の経営実践で同友会理念を解説し、「経営課題をすべて経営指針に盛り込む。そのために見える化・数値化すること。同友会用語を使わず、自分自身の経営実践を語り、会員を増やそう」と呼びかけました。

 第3講は「同友会のリーダーの使命」と題して、鋤柄中同協会長が「同友会で未熟さを指摘され悔しい思いもするが、それは自己変革の契機となる。今日の『コンチクショウ』は、10年後の『ありがとう』の関係になる」として、同友会役員の役割を説き、参加者に自己変革を迫るような勢いで報告しました。

 2日間のグループ討論を通して、参加者は打ち解けあい、お互いの同友会での学び方やリーダーとしての役割を自覚することとなりました。

「中小企業家しんぶん」 2016年 10月 15日号より