地域に期待される企業集団、経済団体に! 徳島同友会設立20周年

 徳島同友会は10月14日、徳島グランヴィリオホテルにて20周年記念行事を開催しました。四国の各同友会からも参加があり、来賓も含め232名が参加しました。

 記念行事では、島隆寛実行委員長が「この日に向けて期首418名から450名会勢を目標に、会員の皆様それぞれが3つの目的の実践を入会候補者に話しながら増強活動に取り組み、452名で迎えることができました」と感謝を述べ、「これからの10年も徳島になくてはならない企業を増やし、地域に貢献できる集団でありたい」とあいさつしました。

 続いて記念講演では、鋤柄修・中同協会長((株)エステム名誉会長)より「中小企業家同友会の現状と未来について」をテーマに、「大企業のグローバル化に対し、中小企業はローカル化に注目し、ブランド化を進めなければならない」との報告がありました。

 その後、参加者は3つの分科会で学びを深めました。

 第1分科会は、「見えてきた経営指針実践の流れ」として(株)ヒューマンライフ代表取締役・中山英敬氏。第2分科会は、「振興条例を生かすために」として(株)ダテハキ取締役会長・守和彦氏。そして第3分科会は、「心の満足を追求できる経営者を目指して」として生活協同組合とくしま生協理事長・梶原樹氏と、さくら認定こども園園長・清重弘子氏からそれぞれ報告がありました。

 記念式典では山城真一・徳島同友会代表理事より、徳島同友会のこれまでの歩みとして、徳島県・徳島県教育委員会・同友会の3者によるインターンシップ協定や中小企業振興基本条例の関わり、支部例会や経営指針実践塾の組織とシステムなどが報告されました。

 今後の10年として、教職員初任者研修2000名受け入れ、経営指針成文化400社、700名会勢などを予測しました。また、設立メンバー8名の表彰式も併せて行い、受賞者を代表して(株)高橋ふとん店代表取締役・高橋武良氏が、「今後も同友会で学び続け実践します」と熱い思いを語りました。

 懇親会では、飯泉嘉門徳島県知事、遠藤彰良徳島市長、柿内愼市徳島県経営者協会会長より、力強い励ましの言葉が投げかけられました。上映された20周年記念ムービーでは、設立総会から現在までの歩みのほか、会員40名の「10年後の私・会社」と題した画像が映し出され、今後10年について語り合う場になりました。

徳島同友会

「中小企業家しんぶん」 2016年 11月 5日号より