経営支援で連携~(株)北陸銀行と協定書締結【福井】

福井同友会 北陸銀行と協定書締結

 福井同友会は1月18日、(株)北陸銀行と「中小企業等支援に関する連携協定」を締結し、地方銀行との間では、全国で10番目(16銀行目)の締結事例となりました。

 締結式には、(株)北陸銀行から滝野弘二・常務執行役員福井地区事業部本部長兼名阪地区事業部本部長、角慎2・執行役員福井地区事業部副本部長兼福井支店長が、福井同友会から岩井保之代表理事、古市恭也代表理事が参加しました。具体的な連携内容は、(1)中小企業等への情報提供、(2)相互の研修等への講師派遣、(3)地域における経済情報、動向等に関する情報交換、(4)個別企業からの相談対応、(5)その他中小企業等の支援に寄与する事項の5項目。目的は、中小企業者及び農林水産業者の経営の安定及び経営基盤の強化です。

 福井同友会では、銀行としては初めて入会するなど、(株)北陸銀行からはこれまでに会員として内側からも少しずつ同友会についての理解を得てきました。そのような中で、昨年9月に金融庁が公表した「金融仲介機能のベンチマーク」が追い風となって、今回の協定書締結に至りました。

 このような連携協定には実効性が求められます。福井同友会では、北陸3県で今回が初めてとなる(株)北陸銀行との協定書締結が空手形にならないよう、実効性を重視して連携の取り組みを進めていきます。

 また、(株)北陸銀行が強化を進める、リスクを取った融資をはじめ、広域店舗網を生かした人材や販路などのビジネスマッチングを活用できるよう、会員企業に対する効果的な支援をしていく予定です。

「中小企業家しんぶん」 2017年 2月 15日号より