労働環境整備で信頼関係強化を【中同協経営労働委員会】

中同協経営労働委員会

 2月9~10日、中同協経営労働委員会が東京で開催され、25同友会・中同協から49名が参加しました。

 1日目は埼玉同友会経営労働委員長の吉田雄亮氏((株)吉田電工代表取締役)が「埼玉同友会における経営指針成文化・実践運動の取り組み」のテーマで事例報告。続いて中同協経営労働副委員長の林哲也氏(香川県ケアマネジメントセンター(株)代表取締役)が「労働環境の改善を経営指針に位置づけて~全社一丸の企業づくりのために」のテーマで報告しました。

 報告を受けて各同友会での経営指針成文化・実践運動の現状と課題、今後の取り組みについて、労働環境改善の取り組みも含めて各グループで論議を深めました。

 2日目は、中同協第49回定時総会(愛知)の企画概要と関連分科会、2017経営労働問題全国交流会(京都)の企画概要、『人を生かす経営~中小企業における労使関係の見解』の改訂などを確認。「企業変革支援プログラム」活用・普及の取り組みについて、登録数を飛躍的に伸ばした香川同友会の事例などに学びました。

 各同友会の経営労働委員会関連の活動についての交流を行った後、中山英敬・中同協経営労働委員長が「ここで学んだこと、心に刺さったことを各地で実践することが大事。就業規則や労働環境整備についても、社員と向き合ってすすめていくことで、信頼関係が深まります」とまとめ閉会しました。

「中小企業家しんぶん」 2017年 3月 5日号より