条例制定から学ぶ対外発信【中同協広報委員会】

中同協広報委員会

 2月24日、埼玉県で中同協広報委員会が開催され、16同友会および中同協から57名が参加しました。当日は埼玉同友会から18名の参加があり、おもてなしの雰囲気に満ちていました。

 第1部では、開催地を代表して久賀きよ江・埼玉同友会代表理事があいさつ、次に加藤昌之・中同協広報委員長があいさつしました。加藤氏は「政策や条例は同友会の大きな課題となっています。さまざまなテーマの現場の情報を得られるのが広報委員会です。広報は同友会の魅力を発信する立場として皆さまでも考えていきましょう」と話しました。

 実践報告として、細矢孝・千葉同友会政策委員長より千葉県中小企業の振興に関する条例の制定までの取り組みを紹介。条例の推進では、行政と肩を突き合わせ思いを伝え対話をすることこそが重要と話しました。

 次に、加藤氏が広報委員会の学びを企業にどう生かしてきたかという実践、情報創造による同友会のファンづくりなどを問題提起しました。加藤氏は「『いいね』の量ではなく、誰に押させるかの質も大事です。同友会があてにされるなか、地域の期待に沿うよう広報のあり方を話し合ってほしい」と提起しました。

 また、中小企業家しんぶんのアンケート結果について報告があり、対外発信をテーマにグループ討論を行いました。討論発表では「政策と広報は切り離されたものでなく、組織・政策・広報を一体として同友会のブランド力を上げていく」などの意見が出されました。最後に、宇佐見孝・中同協広報副委員長がまとめを行いました。

 第2部の確認・審議事項では、来年度の交流会や委員会のあり方や中同協第49回定時総会の分科会概要、中同協50年史作成に向けた報告が確認されました。

「中小企業家しんぶん」 2017年 3月 15日号より