勝負は今!事業変革にチャレンジを~第26回経営者フォーラム開催【福岡】

 3月2日、福岡同友会は26回目となる福岡県中小企業経営者フォーラムを開催し、会員524名、ゲスト52名、来賓21名、計597名が参加しました。

福岡県中小企業経営者フォーラム

 今年のテーマは、「勝負は今!激動の中で、次の時代を構築する事業変革と成長戦略へのチャレンジ!~人を生かす経営の実践と地域連携~」とし、自社の強みを生かした事業変革と独自の成長戦略でチャレンジするため、人を生かす経営と地域に必要とされる企業づくりを学ぶ場として企画・開催されました。

 最初に基調講演が行われ、徳武産業(株)の十河(そごう)孝男代表取締役会長(香川同友会)から「感動のオンリーワン企業を目指して~お客様のニーズにとことん寄り添った真心経営~」をテーマに講演がありました。

 十河氏は、業界では非常識な左右サイズ違いの靴が生まれた経緯、感謝される経営の実践、地域との共立、事業承継とさまざまな視点から自身の体験を報告しました。「仕事は天からの授かりものであり、損得ではなく善悪で判断する」という十河氏。お客様や社員一人ひとりと向き合うことで、徳武産業の製品・サービスには「ありがとう」が溢れており、講演の最後には、お客様から送られた感謝のDVDに多くの参加者が涙を流し、「感動のオンリーワン企業」を肌で実感する講演となりました。

 分科会は、「人間尊重の経営」「経営指針の実践」「エネルギーシフト」「事業承継」など10のテーマで設営。県外の会員や会外からの報告者を含め、計14名から報告がありました。参加者はより学びたいと感じたテーマの分科会に参加し、自社の課題を真剣に話し合い、学びを深めました。

 その後の交流会には、年度末にも関わらず、多くの来賓が参加しました。太宰府で活動するゴスペル集団「サウンズオブダズ」のパフォーマンスも行われ、大いに盛り上がった交流会となりました。

 参加者はさまざまな気づきや学びを持ち帰り、明日からの経営の力となるフォーラムとなりました。

「中小企業家しんぶん」 2017年 3月 25日号より