【新支部の誕生】岩手山麓支部(岩手)

持続可能な地域の実現をめざす

5月2日、岩手同友会6番目の支部となる、岩手山麓支部が誕生しました。

 岩手山麓は自然豊かな大地と農産物、畜産林業資源、そしてエネルギー資源など、その有する可能性は未知数です。そうした資源をいかし、新たな事業と雇用を創出し、持続可能な「岩手山麓」地域の実現をめざしていきます。

 創立総会は、柳村典秀滝沢市長、深谷政光雫石町長、阿部正喜滝沢市商工会会長をはじめ行政機関、金融機関など14名の来賓を迎え、ゲスト・他支部会員総勢72名で新支部誕生を祝いしました。

 はじめに岩手同友会村松幸雄代表理事から、「『地域担い手企業』としてわれわれが手を取りあい、学び合い、そして、新たな仕事を生み出し、雇用をつくることで地域の発展に結びつけていきましょう」とあいさつ。 その後、来賓を代表し滝沢市長、雫石町長、滝沢市商工会会長らが祝辞を述べ、「業種も業態も違う中小企業が学び合う場が地域にできたことは大変頼もしい」と大きな期待が寄せられました。

 続いて活動方針案および役員案が承認され、新支部長の小川原一成・(有)小川原自動車鈑金代表取締役は、「毎月の例会をコツコツと積み重ねて6年かかりました。エネルギーシフトの分野では、潜在資源が豊かで、それをどう生かすかは、私たちにかかっています。共に取り組み共にじっくり育てていきたい」とあいさつ。感動的なスタートとなりました。

 最後に、田村満代表理事が「同友会が発展することで地域は良くなります。仲間を増やし、共によい会社、よい経営者、よい経営環境を実現して参りましょう」とあいさつし、創立総会は終了しました。

 その後行われた記念講演は、日東イシダ(株)代表取締役鍋島孝敏氏(宮城同友会代表理事)が「会社が伸びる鍵、社員が育つ社風とは」~同友会の学びを自社の経営に生かすために~をテーマに「同友会では共育という字は共に育つと書きます。教えて育てるとは書きません。一緒に育つのです。人はその気になった時に育ちます。その環境をどうつくるのかが重要なのです」などと話しました。

 参加者は、あらためて経営者としての責任、使命を考える講演となりました。

「中小企業家しんぶん」 2017年 6月 25日号より