第20回女性経営者全国交流会 富山で開催~挑戦!しなやかに煌(きら)めく笑顔で未来へつなごう

感動と勇気と学びであふれた交流会に

 6月15~16日、富山県民会館などで、「挑戦!しなやかに煌めく 笑顔で未来へつなごう」をメインテーマに、中同協主催の第20回女性経営者全国交流会(女全交)が開かれ、43同友会・中同協から695名が参加しました。

 さわやかな天気に恵まれ、立山を一望する富山市内。20年前の当時は「全国女性部交流会」として隔年で行われ、第7回が富山で開かれてから20年経った今年、全国から女性経営者が「久しぶり!」と元気に集まりました。

 今回は1日目を分科会始まりとし、「ファミリービジネス」「新事業創出」「エネルギーシフト」「地域創生」など7つのテーマで行われました。討論時間を長くとって交流を深め、「悩みを共有できた」「よきアドバイスや励ましをいただいた」などの意見が多く聞かれました。

 懇親会には石井隆一・富山県知事と森雅志・富山市長がかけつけ、森市長はあいさつで、富山市が全国に先駆けて昨年度から実施した「お迎え型体調不良児保育事業」を紹介し、大きな拍手が会場から起きました。その後、富山名産の海や山の幸、地酒に舌鼓。着席形式で行われたこともあって各テーブルで最後まで談笑する姿が見られ、交流が深まりました。

 2日目は7つの分科会の座長報告の後、昭和女子大学総長の坂東眞理子氏が「女性活躍4・0時代~『いい子』から『リーダー』へ」と題して記念講演。坂東氏は「女性自身の考え方を変えていくことが必要な時代」として、みんなからかわいがられる立場が気楽などの立ち位置ではなく、責任ある地位についてリーダーシップを発揮していける1人の人間として役割を果たしていくための自覚を促しました。

 交流会終了後に設定された懇親旅行はいずれも半日コース。5S実践の(株)コージンと伝統革新の(株)能作の視察を兼ねたもので、ご当地ならではの学びが深まりました。

「中小企業家しんぶん」 2017年 7月 5日号より