同友会型企業づくりと事務局長との連携で運動推進を!~中同協九州・沖縄ブロック代表理事・局長研修交流会

 中同協九州・沖縄ブロックは、7月27~28日の1泊2日で、初めての「代表理事・事務局長研修交流会」を福岡で開きました。

 これまでの活動の積み重ねと現在の到達点にたち、「九州沖縄はひとつ」を合言葉として、腹を割って自社と同友会の事を語り合える場としていこうというものです。開催趣旨は(1)ブロックの運動を展望し、進むべき方向を確認(2)2019年中同協5万名達成のための意思統一の場(3)代表役員の役割と姿勢を確認し、事務局づくりを含めた運動のグランドデザインを描く、としています。

 1日目の問題提起は愛知同友会会長の加藤明彦氏が「企業経営と同友会運動は不離一体」をテーマに、「同友会で学んで企業で実践し実績を出していなければ、同友会運動は語れない。組織的経営をめざすなかで、同友会で役員を引き受け、経営者としての資質が問われ、成長していく」と厳しく提起。

 グループ討論では役員が自分自身の実践を『不離一体シート』にまとめて報告し、課題を出しあいました。

 2つ目の問題提起は加藤氏が「代表理事(役員)と事務局長(事務局)の連携で運動推進」と、役員と事務局の連携にふれ、「事務局は運動のパートナー」であり、「役員は替わるが、事務局は運動の要」と強調し、さらに議論を深めました。

 2日目は各同友会の現状と課題を報告し、相互交流を図りました。

 これまでブロックでは代表者会議や事務局長会議を基軸にして、連携を強化し、運動を推進してきました。活動の大きな柱は、毎年開催する「支部長・支部活動研修交流会」や隔年開催の「事務局研修交流会」とともに、中小企業憲章推進月間の共同のとりくみや景況調査や消費税への対応などの共通アンケートの実施と結果の発信なども行ってきました。さらに、日常的な、事務局の相互支援や例会や経営研究集会(フォーラム)などへの積極的な報告者派遣や、全国行事への協力も行っています。このような活動を通じて、同友会運動をさらに広げようと取り組んでいます。

 今回の代表理事と事務局長の研修交流会はさらに連携を強め、決意を新たにするものとなりました。

「中小企業家しんぶん」 2017年 9月 5日号より