女性部活動を通じて、3つの目的の実践を【第1回中同協女性部連絡会】

第1回中同協女性部連絡会

 9月21~22日に東京で第1回中同協女性部連絡会が開催され、21同友会と中同協から59名が参加しました。

 議題に沿って新年度の体制や方針の確認、女性経営者全国交流会(女全交)の振り返りと次回交流会(2018年6月21~22日、埼玉)の概要などについて確認をした後、実践報告がありました。

 1日目は埼玉同友会代表理事で女性部連絡会副代表の久賀きよ江氏、埼玉同友会女性経営者クラブ・ファム三代目委員長の岡部千里氏による「『よい会社』『よい経営者』として、ファムの発展とともに~同友会活動の原点を体感、そして『よい経営環境』をつくる次のステップへ」と題する報告。2005年に女性経営者クラブ・ファムに改名し、真に経営を語る会にしようと再出発した後、埼玉県女性チャレンジ支援事業の受託などを通して女性の「集まり」から「組織」に成長してきた実践報告でした。

 2日目は、「『女全交』の開催でこんなに変わるの?」をテーマに、岡山同友会副代表理事の林明美氏、女性部長の糸山智栄氏によるリレー報告。女全交の設営と「女子大学」と名付けたシリーズの講座など、同友会全体での女性経営者の位置づけの向上をめざした組織づくりの実践が紹介されました。

 2日間にわたって各同友会の経験交流に加え、参加者自身の学んできた経験交流、連絡会で学んでいきたいことなどを中心にグループ討論が行われ、最後に久賀副代表が「各同友会でこのような運動を積み上げていくことで、国への提言につながっていくと期待しています。提言会議が各同友会で行われ中小企業環境をよくする影響ある組織になったらすごいなと思います」とまとめました。

「中小企業家しんぶん」 2017年 10月 25日号より