先見力・判断力・説得力の追求を~第12回九州・沖縄ブロック支部長・支部役員研修交流会【第31回中同協役員研修会】

 5月24、25日の2日間、「第31回中同協役員研修会~第12回九州・沖縄ブロック支部長・支部役員研修交流会~」が熊本で開催されました。北は愛知、南は沖縄までの12同友会から、191名が参加しました。

 早咲京子・熊本同友会代表理事が開会あいさつ。また、中村高明・中同協副会長が、「時代の流れが速い現代において経営者には先見力・判断力・説得力の3つの能力が求められています。この研修で、学んだことを自社で実践してほしい」と役員研修会の意義について説明。

 続いて、鋤柄修・中同協相談役幹事より「同友会の歴史と理念から何を学び、経営と運動に生かすか」をテーマに同友会運動と不離一体の経営、また真のリーダーシップをどう発揮するか報告されました。

 さらに、中山英敬・中同協幹事長から「労使見解に基づく企業づくりに取り組み、人生かす経営の軸を地域に広げよう」として、人を生かす経営の総合実践の取り組み内容が報告。全国的に見てみると経営指針の確立は進んでいるが、全社的実践まで至っていないと問題提起がありました。

 2日目は、広浜泰久中同協会長から「同友会の役員の役割は、学びを実践する姿を示すこと」をテーマに、自主・民主・連帯についての見解と役員の姿勢について報告されました。

 また、それぞれの報告内容ごとに20グループに分かれ、役員のあり方やこれからの経営と自社で何を実践するかについてグループ討論を行い、それぞれのグループから討論内容の発表が行われました。各県の垣根を越えて学びあった、有意義な2日間となりました。

「中小企業家しんぶん」 2018年 6月 25日号より