働く環境づくりのガイドラインー試案説明会を全国で開催【中同協経営労働委員会】

 中同協経営労働委員会は、5月23日から6月1日にかけて全国8カ所で「働く環境づくりのガイドライン試案」の説明会を開催し、39同友会・中同協から経営労働関係の役員および事務局など261名が参加しました。

 同試案は中同協経営労働委員会の「就業規則のガイドライン」作成プロジェクトが2015年6月から検討してきたもの。「労使見解」をベースにした就業規則の作成・見直しや労働環境改善の取り組みを通して、経営指針の全社一丸での実践につなげることなどを目的としています。具体的には、社員の「働く環境」について現状や課題などを把握し、より良い方向に改善していくための考え方や取り組み方などを明らかにし、ガイドラインとして体系化することをめざしたものです。

 説明会ではプロジェクトのメンバーが同試案の作成の経緯、目的、概要などについて説明。また同試案の「試験運用」について協力を呼びかけました。参加者からは「自社の経営指針の見直しの時期なので、ガイドラインの内容を盛り込んでいきたい」「コンパクトなものにして多くの会員が活用しやすいものにしてほしい」などの意見や「試験運用はどのように取り組めばいいのか」など質問が活発に出されていました。

 今後は、試験運用の結果を踏まえ、さらに検討を重ね、ガイドラインの発表を行う予定です。

「中小企業家しんぶん」 2018年 7月 5日号より