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各地の動き

「中小企業家しんぶん」 2006年 7月 25日号から

流した汗が報われる社会に
金融アセス意見書相次ぎ採択

【和歌山】


 和歌山同友会は金融アセスメント法の早期制定を求める運動に取り組んできましたが、昨年12月に和歌山市議会、海南市議会、紀の川市議会、岩出町議会、今年6月には御坊市議会、橋本市議会、田辺市議会、有田市議会、上富田町議会、白浜町議会で意見書が採択されました。

 相次ぐ意見書採択の背景には、金融に関する和歌山県の厳しい現状があります。石橋代表理事は「紀陽銀行と和歌山銀行の経営統合が発表されるなど、県内中小企業の金融機関の選択肢がますます狭まってきている。政府系金融機関の統廃合による影響も懸念される。郵便貯金の貯蓄率の高い和歌山県では、郵政民営化が地域経済に有益なものとなるよう強く要望していかなければならない」と危機感を話します。

 議会への請願では、「行政もこの厳しい現実を真正面にとらえていかなければならない。銀行からの運転資金の融資が止められれば、やがて倒産するしかない地域の中小企業の現状をもっと把握するべき。全国からの意見を積み上げて地方の声を発信して行くしかない」と語る議員など、この運動への期待を感じるものとなりました。

 3月には、「同族会社役員報酬の給与所得控除の法人所得加算」反対を表明した和歌山同友会。中小企業家の流した汗が報われる経営環境にするために、積極的に中小企業家の声を発信していきたい、としています。

 

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