民主党政権のもとで「中小企業憲章制定」の機運が高まっています。中小企業家同友会と中同協は2003年から他団体に先かげて憲章制定運動を展開してきた立場から、「中小企業憲章」を実効ある内容とするために、この間、幅広く団体・行政・政党・有識者等と懇談しています。
懇談では中同協側から、国会決議により「中小企業憲章」を制定すること、首相直属の「中小企業支援会議」を設置し、省庁横断的な機能を発揮して、中小企業を軸とした経済政策の戦略立案等を進めること、中小企業担当大臣を置き、「中小企業憲章」を具体化した政策・施策の実行体制を強化すること等を提言しています。
3月26日の中同協・常任幹事会では、各同友会において団体・行政・政党・教育関係機関等に「中小企業憲章」制定への賛同・協力を申し入れる取り組みを展開することを確認しました。
＜参考＞『中小企業憲章』制定へのご賛同・ご協力のお願い
以下にこの間（2010年1～4月）の中同協の対外活動の経過を掲載します。
中小企業憲章制定運動に関する中同協の対外活動（2010年1～4月）
2010年
1/22 第12回中小企業憲章制定運動推進本部会議・東京（13同友会・中同協、41名参加）前田武志参議院議員より報告を受ける
＊「中小企業家しんぶん」2/5号掲載
2/3 中小企業庁長谷川栄一長官と懇談 （鋤柄会長、広浜幹事長、国吉専務幹事、瓜田政策局長）
＊「中小企業家しんぶん」2/15号掲載
2/5 全国中小企業団体中央会及川勝政策推進部長と懇談 （国吉専務幹事、瓜田政策局長）
＊第61回中小企業団体全国大会（09.11.19）の決議文に「国は、中小企業憲章の制定などを通じて中小企業の連携・組織化政策を国の重要な政策として位置づけ、中小企業連携組織対策の予算措置について万全を期するべきである」と挿入。今後、機関決定等（総会は6月）で意見を出したい。両会長対談は近日中に実現を約束。
2/8 増子輝彦経産副大臣と懇談 （鋤柄会長、国吉専務幹事、松井事務局長、瓜田政策局長）
＊「中小企業家しんぶん」2/25号掲載
2/10 日本商工会議所五十嵐克也中小企業振興部長、同篠原崇課長と懇談 （国吉専務幹事、瓜田政策局長）
日商としては憲章について研究中、「欧州小企業議定書」についても意見交換。
2/17 東京・政策部、憲章本部、文京・台東・中央区支部共催の政策例会
中山義活内閣総理大臣補佐官を講師に「日本経済の未来はどうなるのか―政権の考える中小企業憲章の内容と制定プロセス」をテーマに講演会開催。東京他、近隣、大阪、沖縄、中同協（鋤柄会長他）、外部からも約100名参加
2/18 全国商工会連合会星野厚志企業支援部長、園田稔組織運営部長と懇談（国吉専務幹事、瓜田政策局長）
2/24 日本共産党中央委員会志位和夫委員長、中同協を訪問し鋤柄会長と懇談
3/3 全国商店街振興組合連合会 角雅寛総務部長と懇談 （国吉専務幹事、瓜田政策局長）
3/5 （社）日本青年会議所 藤井俊成副会頭、他役員と懇談 （広浜幹事長、国吉専務幹事）
3/10 全国中小企業団体中央会 鶴田欣也会長ＶＳ中同協鋤柄修会長との対談、愛知県中央会にて行う。
全国中央会市川隆治専務理事、愛知中央会石川譲専務理事同席。国吉専務幹事、愛知同友会内輪事務局長同席。
＊「中小企業家しんぶん」4/5号掲載
3/18 東京同友会第57回総会にて記念講演講師 寺島実郎氏に憲章コメント取材（広浜幹事長、国吉専務幹事）
＊「中小企業家しんぶん」4/15号掲載（本紙をご覧ください）
4/7 伊東良孝衆議院議員（自民党）、小宮山泰子衆議院議員（民主党）と懇談 （鋤柄会長、国吉専務幹事、瓜田政策局長）
衆議院第一議員会館で憲章の要請行動（鋤柄会長、国吉専務幹事、瓜田政策局長）。次の議員（代理）に「『中小企業憲章』制定へのご賛同・ご協力のお願い」文書を手交（敬称略）
大村 秀章（自民）、石井 啓一（公明）、鉢呂 吉雄（民主）、大畠 章宏（民主）、
仙谷 由人（民主）、松崎 公昭（民主）、細野 豪志（民主）、中山 義活（民主）、
小沢 一郎（民主）、三井 辧雄（民主）、逢坂 誠二（民主）、佐々木憲昭（共産）、
志位 和夫（共産）。
4/14 愛知同友会、大塚耕平内閣府副大臣との懇談会、名古屋にて開催。（鋤柄会長出席）
4/14 （協）日本専門店会連盟 清水浩専務理事と懇談 （国吉専務幹事、松井事務局長、瓜田政策局長）
4/15 （協）日本商店連盟 國井孝専務理事と懇談 （国吉専務幹事、瓜田政策局長）
4/19 参議院議員水戸将史氏秘書佐藤勇氏、中同協来所、懇談 （国吉専務幹事、瓜田政策局長）
4/27 松下忠洋経済産業副大臣（衆議院議員）秘書野間健氏、中同協来所、懇談（鋤柄会長、国吉専務幹事、松井事務局長、瓜田政策局長）
