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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2003年 4月 5日号

▼ 北海道同友会札幌支部のAさんから届いた便り。「先日とてもうれしいことがありました。1度同友会を退会した方が再入会しました」で始まります

▼Aさんは8年前共同求人で地元大学新卒の男子を採用。ほどなく例会で「ウチの息子がお世話になりまして」のあいさつを受け、彼の父親が同じ支部会員であることを知り、「いずれ彼は後継者として退社するだろう」と予感しました

▼4年前、彼の母親が死去、その後父親が退会しました。彼はすでに将来の幹部として嘱望されていましたが「退社が早まるのでは」と予測したAさんは、昨年同友会大学へ入校させました。同友会大学は30講座を週2回、4カ月かけて受講し、レポート5本に卒論もあるハードな内容。周囲の協力なしには卒業できません

▼同友会大学を卒業後、彼から退社の申出があり、年明けて後継者として父親の会社に入社。そして、再入会の報が。「うれしさ満開です。当社は今年新入社員が4名も入ってきます。楽しみいっぱいの季節になります」と便りは結ばれていました

▼社員教育の目的は「どこに出しても恥ずかしくない社会人を育てること」、同友会大学は地域の幹部養成学校でもあることを教えられます。

「中小企業家しんぶん」 4月 5日号より


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