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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2003年 7月25日号

▼中同協第35回総会は確信と熱気の強まりがますます全国へと広がっていくことを予感させるものだった。参加者からは一刻も早く地元へ戻り、会の仲間や自社にもこの確信を伝えたい、新たな取り組みもすぐ始めたいという、熱気の中にも厳しい決意の表情が感じられ、こちらもがんばるぞとエールを送りながら帰路についた

▼戦後最悪と言える経済情勢と貧困きわまりない政策の中にあって、それをものともしない強さと粘りと中小企業家魂といえるものが一層磨かれてきたのではないか。ともかく愚痴を言っても始まらないし、社員とその家族を抱え、勝ち抜かねばならない。全国の仲間との語り合いの中で、その方策はまだまだあるし、力の源泉が経営指針の確立と共有にあると再確認された方も多いだろう

▼本年の中小企業白書では、中小企業家はたった1人で会社の浮沈にかかる重い決断に耐え、結果として日本経済の基盤を支える役割を果たしてきたと述べ、平沼大臣も中小企業こそが経済再生の先導役であり、その活性化が不可欠と述べている。評価を受けるだけでも前進だが、国民が待望しているのはその具体化である。自助努力も強め、声も大きくしていきたい。

「中小企業家しんぶん」 7月 25日号より


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