<< 中小企業家しんぶんのトップに戻る

中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2003年 11月 15日号

▼食欲の秋、読書の秋、そして同友会の会員にとっては経営研究集会の秋である。各同友会では経営問題を持ち寄り、解決の糸口を見つけようと研究集会が持たれている。年一回の中小企業問題全国研究集会にはなかなか参加できない人のため、ミニ全研の意味もこめて分科会も設定されている。同友会の年間行事の中で最優先に参加すべき行事である。参加者の数を見ると、年々増えてはいるが、まだまだ全会員数の半分が参加するレベルには程遠いのが現状であろう

▼いろいろな事情はあると思うが、忙しくて身動きがとれないのか、あるいは学ぶべき機会を自ら放棄しているのか、いずれにしろせっかくの学ぶ機会を生かせない会員がまだまだ多くいるのは残念である

▼中小零細企業の経営者はプレーイングマネジャーであると言われる。まことにその通りである。しかし、年1回か2回の経営者としての勉強の機会を、あえて自ら放棄するようなら、そのような経営者のもとで働く社員は不幸であると言わざるを得ない。経営者が経営問題に真正面から取り組み、最低年1回の経営研究集会にはできる限り出席することが、経営者のとるべき正しい行動ではなかろうか。

「中小企業家しんぶん」 11月 15日号より


このページのトップへ