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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2003年 12月 5日号

▼近年、中小企業経営者が大学の教壇に立つ機会が増えています。中小企業論、職業概論等の一こまから全講座(半年)を同友会に任される場合もあるようです

▼特に金融アセス法の運動が広まる中で大学側の関心が高まってきました。筆者も、先日都内の私大で学生約100名を対象に講義をする場がありました。1時間強の時間内で強調したことは、同友会がめざす企業づくりと中小企業の地域経済に果たす役割、金融アセス法の意義

▼学生がその場で提出したレポートからは、率直な意見が聞けておもしろい。「金融機関の中小企業への対応は、まだまだ改善の途上なのだと思いまいした。同じ問題を見ていても両者の間にはズレがあり、このズレを解消しないと日本経済は良くならないのだと思いました」(金融機関の内定者)。借り手の痛みの分かる金融マンになって欲しい。「就職活動前にこういう話が聞けると良かった」「金融アセスメント法ぜひ実現して下さい」の激励も

▼「私の父は中小企業家同友会に入っています。就職活動の時、同友会が行っていることを熱く聞かされました。今日の話で、父の思いは真剣に勉強しているからこそだと分かり、一層尊敬しました」。文句なしにうれしいですね。

「中小企業家しんぶん」 12月 5日号より


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