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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2004年 3月 5日号

▼3月は多くの同友会が年度末を迎え、新年度に向けた活動方針策定に入ります。次年度の活動の力点の1つに、「中小企業憲章」制定のための学習運動の着手があります

▼昨年の全国総会では、欧州の中小企業政策に学ぶ分科会が開かれ、2000年に採択されたEU小企業憲章を検討しました(『中同協』第71号参照)。「中小企業こそ経済の背骨であり、雇用の担い手、ビジネスアイデアの源泉」とうたったこの憲章は、21世紀の日本経済にも当てはまるものです

▼同友会は発足以来、日本経済の主人公は中小企業であり、豊かな国民生活の真の担い手としての役割の大きさを訴え、国の経済政策の柱に中小企業政策をすえることを主張してきました

▼私たちは、100万名を超える国会請願署名と約800の地方議会決議をあげることのできた「金融アセスメント法」制定運動の貴重な経験があります。法律はまだ実現していませんが、金融政策面での前進はめざましいものがあります

▼7月全国総会(岡山)に向けて、憲章草案づくりが始まります。国民の支持を得ることのできる「私たちの中小企業憲章」と言えるものを、会の内外の英知を集めて作成、運動化してきたいものです。

「中小企業家しんぶん」 3月 5日号より


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