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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2004年 4月 15日号

▼4月、あなたの会社は新入社員が入りましたか? 中小企業にとっては厳しい環境が続き、とても新規採用はできないという声も聞こえてきます

▼そこで、もう一度同友会で学んだことを思い出してください。「労使見解」(中小企業における労使関係の見解)にある「経営者の責任」です。「経営者である以上、いかに環境が厳しくとも、時代の変化に対応して、経営を維持し発展させる責任がある」と書かれています。経営者は会社を発展させる責任があります

▼では、発展の原動力はどこから生まれるか。経営指針を作っただけでは、発展しません。それを実践するよきパートナーである社員が必要です。その社員を定期的に採用していくことが、一番確実で賢明な方法であると先輩諸兄が考え、ここから共同求人活動が生まれてきました

▼新風を吹き込む新卒社員が入社すると、迎える側の先輩社員が成長する。毎年これを繰り返し、社員の半分が新卒定期採用者になったとき社風が変わる。経営指針に基づいて自主的運営がなされる会社に変わる。会社が発展した証です。会社に時代の変化の風を吹き込んでくれるのは、新入社員です。さて、あなたの会社では今年どんな風が吹きましたか?

「中小企業家しんぶん」 4月 15日号より


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