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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2004年 7月 5日号

▼「金融アセスメント法」制定を国に求める地方議会の意見書決議が続いています。最近では長野県下で20以上の市町村議会が請願・陳情を採択し、全国で840を超えました

▼制定めざし、引き続き声を高めていかねばなりません。アセス制定運動も、まず金融実態の学習活動から始めました。自社の実状に留めず中小企業の金融問題の本質に迫る学びあい。学ぶことが運動のエネルギーとなりました

▼同時に、金融問題に取り組むだけでは、日本経済を草の根から活性化していくには不十分であることも分かりました。「金融は経済の血脈」ではありますが、流れる先の組織が壊死していては立て直しようもありません。全国いたるところに空洞化は広がっており、廃業率の増加が拍車をかけています

▼ではどうするか。各地域、業界ごとに既存企業の改革、業態転換、新規事業の掘り起こし等を地道に進め、無数の起業家を育てていくこと。そこに雇用も生まれるはずです

▼同友会が提唱する「中小企業憲章」は、中小零細・自営業が活発な事業活動を展開できる土壌づくりの運動です。アセス法制定の環境づくりでもあります。来る全国総会では、憲章の学習運動が提起されます。

「中小企業家しんぶん」 7月 5日号より


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