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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー インデックス
2014年

●2014年 12月 25日号

▼世相を表す年末恒例の「今年の漢字」に『税』が選ばれました。4月から消費税率が17年ぶりに引き上げられたこと、10%への引き上げも議論されたことが主な理由です。確かに、4月消費税率引き上げの影響は、仮需とその反動という形で景気に大きな影響がありました(続きを読む>>

●2014年 12月 15日号

▼師走の慌ただしい時期に、総選挙が始まった。与党はアベノミクス解散と言っているが争点がはっきりしない。アベノミクスの第一の矢である、金融緩和策は為替が円安に振れて株高と一部の輸出産業には恩恵をもたらしたが原材料やエネルギーなどの輸入価格は高騰した。その結果、国内産業が中心の中小企業にとっては原材料の仕入れ単価や燃料価格の上昇により収益は圧迫された(続きを読む>>

●2014年 12月 5日号

▼それにしても疑問の多い衆院解散、総選挙(12月2日公示、14日投開票)です。総理は国民の判断を仰ぎたい筆頭に消費増税の先送りをあげているが、これは消費増税法の「景気条項」に従ったまでのこと。「大義なき解散」との批判や野党の選挙体勢が整わない間げきを突いた「党利党略解散」との指摘もあります(続きを読む>>

●2014年 11月 25日号

▼「お返しの人生には不幸になる道がない」とよく言われます。逆に言えば、見返りを求めずにお返しすればするほど幸せになるということ。同友会運動には、自分自身を幸せにいざなう、この「お返しの場」という側面もあります(続きを読む>>

●2014年 11月 15日号

▼景気が変調をきたしている中で日銀の金融緩和策が発表され、為替市場は一挙に円安に進んだ。円安は株高のセオリー通りに日経平均は今年の高値を更新。第三の矢である成長戦略は効果なしと見たのか、第一の矢である金融緩和策がまたぞろ出てきた。原材料を輸入に頼る中小企業には一層収益悪化につながる。実物経済を営む企業家としては為替の安定が望まれる(続きを読む>>

●2014年 11月 5日号

▼外形標準課税適用拡大に反対する声は、その内容を知るにつれて高まっています。各同友会における反対決議、マスコミ発表、地元国会議員への要請、反対署名活動などが広がりを見せています。中同協では本紙でも報道の通り、中央の各中小企業団体との懇談を通じて相互に反対の意志を確認、連帯の強化に努めています(続きを読む>>

●2014年 10月 25日号

▼10月7日「今年度のノーベル物理学賞を赤崎勇教授・天野浩教授・中村修二教授に贈る」と発表がありました。授賞理由は「高輝度で省エネルギーの白色光源を可能にした効率的な青色LEDの開発」。まさに「人類のより良い生活につながる発明に賞を与える」としたノーベルの思いに合致するもので、同じ日本人の一人として本当に誇りに感じました(続きを読む>>

●2014年 10月 15日号

▼本格的な秋が訪れ美しい紅葉の季節になってきた矢先の御嶽山の噴火である。戦後最悪の火山災害となった。科学が進歩した現在も地震や噴火の予知は容易にはできないようだ。自然の猛威の前には人智では避けることのできない限界があるかと改めて感じ入った(続きを読む>>

●2014年 10月 5日号

▼「地方創生」論議が活発になってきました。秋の臨時国会では関連法案の提出が予定され、来年の統一地方選対策の意味も含まれている様子。日本全国どこに住んでも「生きる、働く、暮す」ことが保証される環境であることは誰もが願っていることです(続きを読む>>

●2014年 9月 25日号

▼「戻れるとしたら何歳の時に戻りたいですか?」。若くて大変に熱い経営者から先日受けた質問です。一瞬考えた私、答えは「今です。今が一番良い」でした。理由は昨日より今日、今日より明日が素晴らしくなるように生きてきて実際そうなっているから(続きを読む>>

●2014年 9月 15日号

▼今夏も昨年同様に各地で集中豪雨が発生、大きな被害が出た。30年に1回あるかないかの大雨が各地で頻繁に発生。気象庁は8月の降雨について「異常気象」としたうえで「同様な現象は今後も起こりうる」と警鐘を鳴らしている。一方で日照時間の少なさから農作物の成育不良で価格が高騰。やはり地球温暖化の影響が表れているのか(続きを読む>>

●2014年 9月 5日号

▼日本の食糧、農業、農村問題の深刻化は問われて久しいが、別の角度から見れば日本の将来の希望を見出す課題でもあります。北海道の東端釧路と根室の中間にある浜中町。人口6300人、乳牛2万頭の純酪農地帯。注目すべきは、農業後継者の7割が決定(全国平均4割)、耕作放棄地ゼロの実績です(続きを読む>>

●2014年 8月 25日号

▼「尊敬される次代のリーダーとして全人格的成長をめざそう」とは、昨年度掲げられた中同協青年部連絡会ビジョンの第1項目。同友会の「3つの目的」の2つ目「よい経営者になろう」に真正面から向き合う気概を感じます。ただ、具体的に「どんな存在になるべきか」というものが示されているわけではありません。「全人格的成長」を題材にした各地での白熱した論議が期待されています(続きを読む>>

●2014年 8月 15日号

▼今年は例年に比べ7月から早々と大型台風が日本列島を襲っている。新潟の中同協総会も台風12号の影響で開催が危ぶまれたが無事終了。設営担当の新潟同友会の皆様に紙面を借りてお礼申し上げたい。新潟同友会の会員増強も過去最高を達成した。中越地震から10年で成し遂げた復活劇である(続きを読む>>

●2014年 8月 5日号

▼一昨年から始まった中小企業憲章・条例推進月間は、6月3日国会でのキックオフ集会を皮切りに6、7、8月と各同友会とブロックで催しを企画、実行されています。すでに30以上の同友会(目標は全同友会での実施)2000名を超える参加者となっています(続きを読む>>

●2014年 7月 25日号

▼第46回定時総会が新潟同友会の設営のもとで開催されました。スローガンは「地域と日本の無限の未来を切り拓こう!」。あらためて「自主・民主・連帯の精神をさらに深め、広げていく」大切さについて確信を得る良き機会となりました(続きを読む>>

●2014年 7月 15日号

▼消費税が8%に増税されて3カ月が経過した。DORの4―6月期の調査結果では「消費増税駆け込み後の反動で、ほとんどの指標が急落」とでた。中小企業にとっては経営に悪影響が出ていることが伺える(続きを読む>>

●2014年 7月 5日号

▼6月23日は沖縄の全戦没者の霊を慰める「慰霊の日」。糸満市摩文仁(まぶに)の平和祈念公園では今年も県、県議会主催の「沖縄全戦没者追悼式」が行われ、約4600名が参列したと報道されました。国内唯一の地上戦が展開され、20万人以上の犠牲者を出した沖縄戦を本土ではもっと語られてよいでしょう(続きを読む>>

●2014年 6月 25日号

▼第46回中同協総会が新潟で開催されるのに先立ち、中小企業家しんぶん6月5日号に総会議案が発表されました。この総会議案書、実は中同協から皆さまへの「最大の贈り物」と言っても過言ではない代物なのです(続きを読む>>

●2014年 6月 15日号

▼中小企業家にとって難問である外形標準課税の適用拡大を政府・与党税調が協議を始めた。同友会では過去一貫して外形標準課税の対象企業を資本金1億円以下に拡大しないことを要望してきた。消費税増税に加え外形標準課税が加われば中小企業の経営は一層苦しくなる。特に労働集約型の三次産業の企業にとっては社員数に応じて課税されるからその影響は大きい。雇用を増やし少しでも社員の賃金を上げようと努力をしている中小企業家にとっては由々しき問題だ(続きを読む>>

●2014年 6月 5日号

▼本年は中同協設立45周年に当たります。日本中小企業家同友会(現東京同友会)創立から57周年。さらに同友会の前身である全中協(全日本中小工業協議会のちに全日本中小企業協議会)発足にさかのぼると67年になります(続きを読む>>

●2014年 5月 25日号

▼「自分(ずぶん)の頭(あだま)で考えろ」とは、やまびこ学校で有名な無着成恭先生の言葉。昨年11月秋田で開催された社員教育活動全国研修・交流会でも、このテーマで教え子の佐藤藤三郎氏に記念講演をしていただきました。同研修・交流会で梶谷中同協社員教育副委員長は「自分の頭で考えない社会・国は危うくなります。(中略)一人ひとりが自分の頭で考える主権者を育てる役割を担っていることを学んだ交流会でした」とまとめの発言をされましたが、まさに私たちの心に刻むべき言葉だと思います(続きを読む>>

●2014年 5月 15日号

▼4月から消費税が8%に増税されて各企業では売り上げの減少が起きている。一過性であれば回復の望みを持ちながら構えておれば良いがどうなることか(続きを読む>>

●2014年 5月 5日号

▼4月、5月は各同友会の定時総会シーズン。併せて○○周年記念企画を組む同友会も見られます。4月26日設立20周年を迎えた山口同友会もそうです(続きを読む>>

●2014年 4月 25日号

▼4月に入り入社式・新入社員研修と続いています。求人活動もいよいよ本格化してきて私たちが若者と接する機会も多い時期。希望にあふれた若者の姿はいつの時代も輝いて見えます。この若者たちの将来、そして生涯設計を、私たち経営者はどれだけの確信を持って保証することができるのでしょうか?(続きを読む>>

●2014年 4月 15日号

▼17年ぶりの消費税増税が始まった。企業家としては消費税の転嫁を確実に行うことが第一である。それができる企業体質の強化が準備されているかが問われる。消費者の立場では買い物のたびに1円硬貨が財布やポケットに貯まってきてうっとうしい気分にもなる(続きを読む>>

●2014年 4月 5日号

▼17年ぶりの消費税増税が始まった。企業家としては消費税の転嫁を確実に行うことが第一である。それができる企業体質の強化が準備されているかが問われる。消費者の立場では買い物のたびに1円硬貨が財布やポケットに貯まってきてうっとうしい気分にもなる(続きを読む>>

●2014年 3月 25日号

▼「自主・民主・連帯の精神」は私たち同友会の会運営における基本原則となっています。と同時に企業経営をはじめ、あらゆる組織において活用できる大変普遍性の高い考え方でもあります(続きを読む>>

●2014年 3月 15日号

▼東日本大震災から3年が経過した。復興工事は建設関係の人手不足、建設資材の不足や行政職員の不足もあり順調に進んでいるとは言えない。一方で地元住民との意見の相違や、仮設住宅で生活する人も多くまだまだ多くの問題をかかえている(続きを読む>>

●2014年 3月 5日号

▼ソチ五輪が17日間の日程を終え、2月23日閉幕しました。選手たちの全力を振り絞っての競技、演技は国境を越えての感動を生み、世界中の人たちが平和の祭典の醍醐味を味わうことができました(続きを読む>>

●2014年 2月 25日号

▼中同協DOR調査2013年10〜12月期が発表されました。その標題は「中小景気、天井打つも、消費増税不況含み」というもの。ほとんどの指標が近年にない「良い状態」を示しているものの、消費増税後の落ち込みについては、大きな不安材料となっているとのこと。今から、その対策について万全の構えをとっておくことが求められます(続きを読む>>

●2014年 2月 15日号

▼新興国通貨の動揺で、世界の金融資本市場に波乱の兆しが出ている。外国為替市場では円安の流れが続くのか予断を許さない。グローバル市場の恐ろしさが現実となった。円安効果で大手輸出企業の好決算予想も報道されているが中小企業は依然として厳しい経営を余儀なくされているのが実情ではないか? マクロの経済情報には注意を払わなければならない(続きを読む>>

●2014年 2月 5日号

▼1月24日開会の通常国会での安倍首相の施政方針演説。中小企業にかかわる部分を拾ってみる。「3、経済の好循環」では、三本の矢により、四半期連続でプラス成長。中小企業の景況感も、先月、製造業で6年ぶり、非製造業で21年10カ月ぶりにプラスに転じた。景気回復の裾野は、着実に広がっているとしています(続きを読む>>

●2014年 1月 25日号

▼昨年の運動を振り返って特徴的なこと。その1つに「同友会の企業づくり」への外部評価が高まった事が挙げられます(続きを読む>>

●2014年 1月 15日号

▼昨年から大きく時代の変化がみられたことに為替が円安に振れたことがある。この影響は輸出型産業の好決算から株高となり、証券業界と一部の資産家は大いに潤った。一方で原油や食料を始め輸入資材が高騰して加工型製造業はコストアップとなり利益圧迫要因となった(続きを読む>>

●2014年 1月 5日号

▼2014年の新年をいかがお迎えでしょうか。景況感は多少上向きつつも先行きにきびしい予想を立てているのが中小企業の共通点。設備投資が伸びていないことに如実に表れています(続きを読む>>

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