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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2006年 7月 15日号

▼毎年7月は中同協総会が開かれる。同友会運動の基本方針を確認し、各同友会の活動に反映させる重要なイベントである。今年も予想を越える多くの参加者があったことは喜ばしい限りである。

▼中同協総会の大きな特徴は、会員であればだれでも参加できる。そして参加者はすべて代議員として扱われる。先輩諸氏の議論の末に導かれた知恵の結晶である。この所、同友会運動の高まりからか、全国行事の参加者が着実に増えている。全国行事の良さが広く会員に知れ渡ることを期待したい。

▼同友会は経営者に学びの場を提供する経営道場、社長の学校だとも言われる。学び方を学ぶ場とも言われる。しかし、ただ漠然と参加するのではなく、何か1つは持ち帰るという、強い目的意識が無ければいけない。この1つひとつの積み重ねが、大きな成果として結実するのである。決して目の前の小さな答えを求めることを目的にしてはいけない。

▼最近は景気回復も全国的に浸透し、経営者も少し気分的に楽になってきた。一方で原料高や人手不足が言われている。こんな時が景気転換期になることが多い。全国行事への参加にあたっては、参加目的を明確にすることが肝心である。

「中小企業家しんぶん」 7月 15日号より


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