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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2006年 7月 25日号

▼またまた心に残る中同協総会であった。まるで100年の知己に会うようなたくさんの出会い、そして運動の歴史の凄(すご)さを感じさせたのがグループ討議であった。ポイントを的確に絞り込んでいくグループ長、心得て豊富な実例で議論を展開するベテラン、会歴の浅い参加者への何気ない問いかけから気づきを引き出す心遣いにも感動である

▼それぞれの同友会での学びの深まりが、各同友会との新たな交流や連帯意識を高めているのも実感させられた。計画規模を2割以上超えた参加者増であったから、懇親会で北陸3同友会は臨時スペースになってしまったが、随所で渾然(こんぜん)一体になった延長分科会交流が見受けられ、意識の高さが自然体で手狭さを逆に生かしているようにさえ思えたのもその1つである

▼懇親会の幕開け、古都らしい磨かれた美しさの中にも武士の持つべき厳しさが感じられ、経営者の心すべき日常座臥(ざが)に気を引き締めさせられた。2日目の幕開けがまた素晴らしかった。パイプオルガンの音色は荘重で心に響く。素晴らしいと感じたのは演奏だけではない。和から洋へのつなぎ方である。こだわりながらも縛られない自在な発想もまた経営者にとって重要だと教えられた。

「中小企業家しんぶん」 7月 25日号より


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