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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2006年 11月 25日号

▼この秋、恒例になってきた経営研究集会が各地で盛大に開かれ、その充実ぶりは素晴らしい。続けて支部や数支部合同の大例会開催も目につく。連続して深める企画に、単に知る企画から実践へ、との強い意欲を感ずる

▼来賓としてではなく、分科会や学びの場に行政も参加する例が増えている。地域づくりは、他の団体とも協力が必要であるし、特に行政が親身に一体となって議論し合う立場に立ってもらえることは心強い限りである。それだけに丁寧で熱い思いが伝わるような日常的積み重ねを持ちたいものである

▼研究集会や大例会はイベントという意識であれば、行政側は当日だけの来賓であり、胸リボンや座席などの配慮だけで終わってしまうだろう。地域づくり、企業づくりは継続した課題であり、例会はそのための学びの場であるとするなら、日常関係の延長の場として参加いただける関係づくりが望まれる

▼とくに地方の行政職員はその地方出身者が多い。地域づくりへの熱い思いは同じなのである。ある例会に町職員の参加は確認されていたが、開会寸前に町長も参加し、報告終了と同時に帰られたという。うれしい話だが、常に丁寧で密な対応を心がけたいものである。

「中小企業家しんぶん」 11月 25日号より


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