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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2007年 10月 15日号

▼酷暑の夏も終わり、すっかり秋らしくなってきた。10月になると各同友会で秋の経営研究集会や経営フォーラムが行われるだろう

▼ここ数年の傾向として、分科会報告者のレベルは確実に上昇してきた。同友会の学びを自社で実践し会社を変えた、業績を伸ばしたという会員が着実に増加している証だ。会員の経営体験から学ぶやり方が同友会らしさである。この輪が着実に広がって会員増強に結び付くことを期待したい

▼各同友会の支部や地区報告でもまれ、県レベルでもまれ、やがて中同協の大きな行事の全国区に出場できる訳である。これは中小企業の経営者が悪戦苦闘の中から脱皮して良い経営者として認められる道程でもある。全国からこのような経営者が無数に輩出することがやがて地域の経済再生を促す。そして日本の経済を内側から支える中小企業としてなくてはならない存在になるであろう

▼中小企業の経営者は孤独であり、独り善がりになりがち。社内には参謀役もいない。そんな時、同友会の仲間がたくさんいれば心強い。同友会の同志を社外重役と思えばよいのである。真の経営者を目指すならば、この秋の学びの場に仕事が忙しくて参加できないとは言えないはず。

「中小企業家しんぶん」 10月 15日号より


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