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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2008年 2月 25日号

▼「地域における中小企業の役割と重要性」についての認識が高まり、各地において中小企業振興基本条例の検討・制定が急ピッチで進んでいます。中小企業に対して経済的にも社会的にも期待するところが大変に大きくなってきているし、私たちもそれを主張してきています

▼しかし、ここからが問題。「それを主張している、あなたの会社は、ホントに社会的に存在価値のある会社なのか?」ということです。この問いに、自信を持って「イエス!」と答えられなければ、私たちの主張は裏付けのない空論となり、その声は「負け犬の遠吠え」と聞こえてもおかしくないのです

▼同友会の「3つの目的」の第一番目「良い会社をつくる」ということを、どこまで大切にし、どこまでの成果を積み上げてきているか。その「企業づくり」の部分が今まさに問われています。何のために経営しているのかを明確にすること。「労使見解」を深く学び、その精神をベースにした経営指針を成文化すること。その実践とともに、共育ちの社風を確立すること。目標を大切にし、具体的な成果を確実なものにしていくこと。やはり、こうした「同友会の学びからの実践」があってこその同友会運動なんですね。

「中小企業家しんぶん」 2月 25日号より


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