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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2008年 5月 5日号

▼昨年は日本中小企業家同友会(現東京同友会)創立50周年を記念し、東京はもちろん全国で同友会の歴史と理念に学ぶ取り組みが展開されました。今年は大阪同友会創立50周年です

▼1959年東京、大阪両同友会が箱根で第1回代表者会議を開き「中小企業運動の新しい発展のために」を採択しました。この会議(会内では「箱根会談」と呼ぶ)を雑誌『世界』が評論し、まだまだ小さい組織ではあるが「これが新しい中小企業運動の前進を誘発するだろう」と予言しています。『中同協30年史』より

▼折しも日本は開放経済体制への移行に直面しており、巨大外資の上陸は「第2の黒船来る!」と騒がれていました。「高度経済成長」の入口でもあり、大企業優先の経済政策のもとで、中小企業の地位の向上と繁栄をはかることに先輩たちは論議を重ね対応を検討。中小企業家の自主的で民主的な組織のあり方も実践の中で体系化してきました

▼愛知(62年)、福岡(63年)、神奈川(65年)と続き、中同協設立(69年)へ。来年は中同協設立40周年を迎えます。その時代、その経営環境の中で、先人たちは中小企業家の使命をどう考え行動したか、歴史に学ぶ意義は大きいといえましょう。

「中小企業家しんぶん」 5月 5日号より


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