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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2008年 8月 25日号

▼スポーツの、そして平和の祭典オリンピックが北京で開幕しました。参加している204の国と地域、そのいずれもがさまざまな問題を抱えています。地球温暖化による海面上昇で国そのものが海中に没してしまう危機に直面しているツバル。そして、あのイラク・北朝鮮・グルジアも。さらに当の中国自身、極端な所得格差、頻発する暴動に苦しんでいます

▼しかし、どの地域においても、そこに住む人々の「平和を希求する思い」は同じです。かけがえのない地球、そこに住む世界中の国と地域の人たちが一堂に会する開会式を見ながら、平和や地球環境に思いを寄せたのは私だけではないでしょう

▼考えてみたら、このオリンピックは世界の国々の「連帯」で成り立っています。各国とも「自主的」「民主的」(怪しい国もありますが?)に運営されていますから、ここでも「自主・民主・連帯」なんですね。「連帯」は、他者とのかかわりに価値を見出し、他者と共に幸せになろうとするもの。自分や自国だけの利益・幸福だけを考える姿勢の対極にあります。こうしたマインドの人が多くなればなるほど世の中は素晴らしくなっていくはず。それをめざしているのが「同友会運動」です。

「中小企業家しんぶん」 8月 25日号より


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