<< 中小企業家しんぶんのトップに戻る

中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2008年 11月 15日号

▼「100年に1度」と言われる経済危機に直面している。アメリカ発の世界同時不況で、高成長を持続していた新興国も軒並み巻き込んでいる。グローバル化した経済構造では必然の結果であろう。中小企業といえども世界経済の動きに影響される

▼経営者の真価が問われる場面は、逆境に陥ったときである。逆風にさらされても平常心を失わず、不撓不屈の精神で自社を守り抜く気概が求められる。同友会で鍛えられた会員企業は何度も不況を克服して成長発展してきた。先輩や仲間の励ましやアドバイスが苦境からの脱出に対し、ほんとに後押しになったという話は枚挙にいとまがない。今こそ同友会の学びが真価を発揮する時代である

▼10〜11月は各同友会で経営研究集会が開かれ、経営者の学びの場を提供している。経営者が自分の資質を高める努力をしなくて自社が良くなるはずがない。トップ自らが学びの姿勢を示してこそ、社員も学習意欲に目覚める。優れた経営者は、この不況を自社の総点検の時期と考え、経営指針の見直しに着手している。その時参考になるのが中同協総会や全研のまとめである『中同協』誌である。経営のヒントが詰まった宝の山と言って過言ではない。

「中小企業家しんぶん」 11月 15日号より


このページのトップへ